bXコンポネントの分類

分類したがるのは数学者だけではない。

  • 計算科学の見果てぬ夢: すべてのプログラムを分類したい。

これは絶望的なので、

  • 扱いやすいプログラム(の数学モデル)に限定して分類したい。

手順:

  1. プログラム(のモデル)のクラス(大きな集合)を特定する。
  2. そのクラス上の同値関係を考える。「区別しなくていい」とはどういうことか?
  3. 同値類の表現〈実装〉や同一視方法〈情報隠蔽 | blackboxing〉を考える。
  4. 同値類から代表元〈標準実装〉を一意に決める方法があればGood。いつも出来るとは限らない。

うまくいった事例: オートマトンの振る舞い同値による分類。代表元は状態空間が最小のオートマトン。マイヒル/ネロードの定理。

問: 他に分類がうまくいく例はないか?

答: bXコンポネントのクラスはある程度うまくいく。

目的とする事実: オプティックbXコンポネントとレンズbXコンポネントは同値である。bXコンポネントの代表元〈実装パターン〉にレンズを取れる。

これはオプティック論の基本的・初等的な事実なのだが、最近まで檜山は認識してなかった(失態)。

https://m-hiyama-second.hatenablog.com/entry/2021/12/27/193930 に続く。