分類したがるのは数学者だけではない。
- 計算科学の見果てぬ夢: すべてのプログラムを分類したい。
これは絶望的なので、
- 扱いやすいプログラム(の数学モデル)に限定して分類したい。
手順:
- プログラム(のモデル)のクラス(大きな集合)を特定する。
- そのクラス上の同値関係を考える。「区別しなくていい」とはどういうことか?
- 同値類の表現〈実装〉や同一視方法〈情報隠蔽 | blackboxing〉を考える。
- 同値類から代表元〈標準実装〉を一意に決める方法があればGood。いつも出来るとは限らない。
うまくいった事例: オートマトンの振る舞い同値による分類。代表元は状態空間が最小のオートマトン。マイヒル/ネロードの定理。
問: 他に分類がうまくいく例はないか?
答: bXコンポネントのクラスはある程度うまくいく。
目的とする事実: オプティックbXコンポネントとレンズbXコンポネントは同値である。bXコンポネントの代表元〈実装パターン〉にレンズを取れる。
これはオプティック論の基本的・初等的な事実なのだが、最近まで檜山は認識してなかった(失態)。
https://m-hiyama-second.hatenablog.com/entry/2021/12/27/193930 に続く。