2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

モノイド閉圏の事例: 前置き

「モノイド閉圏の事例」はシリーズ記事になる予定です(何回になるかは不明)。定義と命題は書きますが、記述はかなりラフなものとなり、解説は最小限、または省略される(解説なし)かも知れません。([追記]最終回の記事: モノイド閉圏の事例: オシマイ …

解答: 基本スキルの確認と練習 (G2 A7R3, C A8R3)

※ まだ解答作成は未完で、現時点では問題1だけ。「基本スキルの確認と練習 (G2 A6P3, C A7P3)」の練習問題への解答です。内容: 問題 1 問題 1この練習問題には6問あるが、(もとの書き方含めて)6×72 = 432 種の書き方を列挙するという“バカバカしくも手間…

基本スキルの確認と練習 (G2 A6P3, C A7P3)

※ この練習問題は、前期、および今期の2つのセミナー(論理と圏論)に共通なので、一度やったことがあればやる必要はない。予備知識は特に要求しない。どの時点でやってもかまわないが、早めにやればそれだけ効果的。ただし、この練習問題を全部やる必要はな…

再帰的定義とwhile文、for文

全域決定性関数に対するRecコンビネータのプロファイルは: g∈Total(X, Y) h∈Total(N×Y×X, Y) --------------------------------------- RecX,Y f∈Total(N×X, Y) ここで: gは、初期値関数 g:X→Y hは、再帰ステップを推進させる関数 h:N×Y×X→Y fは、定義され…

並列実行の定式化

集合演算(主に直和) 集合演算は: 直積: A×B 直和: A + B 直和は、直感的には「AとBが交わらないように置いたもの」だが、集合論内で扱う場合は次のように定義する。 A + B := ({1}×A)∪({2}×B) = {(n, x)∈{1, 2}×(A∪B) | (n = 1 ∧ x∈A) ∨ (n = 2 ∧ x∈B)}…

限量子付き論理式の解釈 (G2 A5)

※この記事は「記事5」この記事は、第一期セミナーで受けた質問に対して書かれた過去記事を元にリライトしたものです。一般的な内容は別記事「論理式の集合とは何か?」に書いてあり、セミナー受講を前提にした内容は本記事で書きます。限量子の意味と使い方…

問題集1の目的と解答と追加説明 (G2 A4R1)

※この記事は「記事4 解答1」 ※今回は「です・ます調」。問題集1とは、次の記事(の問題部分)のことです: 命題と、そのコンテキスト/真理集合 (G2 A1P1) 解答だけでなく、「どうしてこのような練習をするか?」や、関連する事項の説明もします。誤解されが…