レベル | 慣用的な記号 | 汎用性がある記号 | 言い方 |
0 | 同じ | ||
1 | 同型 | ||
2 | 同値 | ||
3 | ? | ? | |
k | ? | k-同型 |
注意: 「同じ/同型/同値」は「0-同型/1-同型/2-同型」の同義語であり、この「同値」は一般的な同値関係の意味ではない。「同じ/同型/同値」はどれも同値関係。その他、用語法・記法は不整合が多い。
- モノの集まり(巨大でもいい)があるとき、それらのモノを分類する。
- のとき同類とみなす。
- のとき同類とみなす。同じ〈0-同型〉なら同類とみなす。(同じものしか同類とみなさない。)
- のとき同類とみなす。同型〈1-同型〉なら同類とみなす。
- のとき同類とみなす。同値〈2-同型〉なら同類とみなす。
テーマ: 同型〈1-同型〉や同値〈2-同型〉でモノを分類してみる、つまり商集合を求める。モノの集まりは、圏 の対象の集合 、巨大集合〈large set〉でもよい。実のところ、分類はたいてい無理。2-同型は散発的な事例に留まる。
1-同型
1-同型による分類:
たいていのケースで、絶望的に難しい。
2-同型 定義
定義で既にめんどくさい。
ここで、 はホム1-圏 内での1-射の結合、 は2-圏 内での2-射の縦結合。 は2-圏の1-射に対する恒等2-射。
ちなみに、k-同型まで定義されていて、(k + 1)-同型は:
2-同型 事例
圏論 | ホモトピー論 | 確率論 | |
---|---|---|---|
全体 | |||
1-同型 | 圏同型 | 位相同型 | 確率空間が同型 |
2-同型 | 圏同値 | ホモトピー同値 | ? |
だいぶ前にK先生から出た話題:
A strengthened version of Cromwell's rule, applying also to statements of arithmetic and logic, alters the first rule of probability, or the convexity rule, 0 ≤ Pr(A) ≤ 1, to 0 < Pr(A) < 1.
確率空間の2-同型である程度は合理化できる。
「線形代数は行列計算できれば大丈夫」も圏の2-同型=圏同値である程度は合理化できる。
ホモトピー関係〈homotopic〉は連続写像の空間の同値関係で、それによりホモトピー同値〈homotopy equivalence〉が定義される。