何年か前に、twitter上で「確率の定義」でプチ炎上してたことがあったなぁ。
ご本人(当事者、本の著者)のツイートは削除されているようだけど、痕跡は発見。
本を写した写真を読み取ると:
- 見出し「確率は意外と正しく理解されてない」
- 質問: 20代女性と30代女性、結婚できる確率が高いのはどちら?
- 答: 「結婚できる」と「結婚できない」の2つの場合があるから、年齢に関係なく当該の確率は 1/2
- 確率というものの定義上はこのような解釈になる
似たような「確率の解釈」を2006年のブログ記事に書いたことがある。
このような「確率の解釈」が生まれるのは、
$`\quad 確率 = \frac{問題にしている場合の数}{すべての場合の数}`$
が染み付いているからだろう。
この定義が使えるのは、それぞれの場合(根本事象)が“同様に確からしい”、つまり確率分布が一様分布のときだけ。一様分布という暗黙の前提のもとでの定義を、一般的な定義だと思い込む人がいて、そのなかの一人が確率を解説する本を出版していた、と。