テクニカルタームであっても命名体系〈nomenclature | naming schema〉はほとんど常に腐る。同義語/多義語で錯綜する。well-trained person なら錯綜を整理するのだ。同義・多義を見抜くスキルが必要だから trained じゃないと出来ない。
フォントによる識別
- 圏の一般名 カリグラフィー体: 例
- 圏の固有名 ボールド体: 例
- 関手の一般名 大文字イタリック体: 例
- 関手の固有名 大文字ロマン体: 例
綴りが同じでもフォントが違えば違うもの。ただし、手書きではオーバーロードになる。フォントによる識別を徹底するのはそもそも無理だけどね。
異名同義な圏
同義な表現:
- x はコンテナである。
- x はカローラフォレストである。
- x は forest of corollas である。
- x はアリーナである。
- x はインデックス付き集合である。
- x は {indexed | parametrized} family of sets である。
- x は依存集合である。
- x はシグマ型である。
- x は依存和型である。
- x は依存積型である。→ 「依存型と総称型の圏論的解釈」参照。
- x は写像〈small-to-large map〉 である。
- x は関手〈small-to-large functor〉 である。( は離散圏)
同義な表現:
- f はコンテナ関手である。
- f はコンテナである。(オーバーロードまたは省略)
- f は多項式関手である。
- f は多項式である。(省略)
対応関係
圏同値がある。
問題点:
- 関手 に明示的な名称/ラベルがない。
- 関手 に明示的な名称/ラベルがない。
- と がしばしば同一視される。同一視自体は悪くはないが、混同は困る。
圏同値がある。
問題点:
- 関手 に明示的な名称/ラベルがない。(見つけてないだけで、実際はあるのかも知れない。)
- 関手 名称/ラベルがあるが、紛らわしい。
ラベリングすれば:
スキーマという呼び名は「圏論的コンテナ」参照。関数/関手とその余域を同名にするのはよくある。例: 身長: 人 → 身長 。
その他、同義語
- corolla = 低木 (意訳 by 檜山)
- position@poly = root@graph = shape@cont
- direction@poly = leaf@graph = position@cont
- root@arena@poly = index@indSet
- 'set of roots'@arena@poly = 'indexing set'@indSet = 'indexing category'@indCat = 'base {category}?'@fibCat
- 'set of directions'@arena@poly = 'set in the family'@indSet = 'fiber'@fibCat = 'component | summand'@depenSum